高品質160mmフェライト・ロッド
限定数量で新発売!
秋葉原でも良質のフェライト・ロッドが入手できなくなりました。
他店で入手したフェライトの表面がざらざらしていたり、少し曲がっていたり・・
限定数量で販売する160mmフェライトはそんな心配はありません。

無電源ラジオ、ストレート・ラジオ等のアンテナ・コイル製作に!
DSPラジオやSDR等の外部アンテナ製作に!

同調回路や外部アンテナに最適です。
お探しの方、お早めにどうぞ。

ほぼまっすぐな160mm 反りはほぼありません。 表面は滑らか!


断面    横:9.8mm     縦:8.8mm  公称:10mm 重さ:50グラム

フェライト・ロッドは長ければどれでも感度が良い!と勘違いしている貴方

他店で見かける高Q/高性能と表記されている物と比べてみてください!
他店では実際に使う周波数で実測したデータを提示していますか?

500kHz-2000kHz / 1kHz毎の参考実測データを提示します。


使用した巻線の情報    下記4種類で実測しました。
線種の違いで、インダクタンスとQ値がどう変化するか比較・測定です。
同一のフェライト・ロッドで、コイル部分を取り替えて測定条件を同じにしています。
260PFポリバリコンを併用し中波放送帯での使用を想定しています。
コイルを巻くときの参考になるかと思います。

●0.20mm UEW線
●0.28mm UEW線
●リッツ線 0.04mm 30本
リッツ線 0.04mm 100本

用意する物
●クリアフォルダ ダイソーなどで購入出来る透明の物を使用



フェライトに巻いてセロテープで固定します。   長さはとりあえず50mm  70mmを用意
※今回はコイルを取り替えるのでクリアフォルダを使いましたが、取り替える必要がなければ
 もう少し薄手の透明シートでコイルを巻いてください。


巻き終えたコイル

コイルデータ 
●0.20mm UEW線 巻線幅: 15mm
●0.28mm UEW線 巻線幅: 23mm
●リッツ線 0.04mm   30本 巻線幅: 33mm
リッツ線 0.04mm 100本 巻線幅: 55mm

測 定 方 法 と 測 定 結 果


HIOKI IM3536 4Hz-8MHz LCRメーター  9262 専用テストフィクスチャ

測定周波数は500kHz - 2000kHz間を1kHz毎にインダクタンスとQ値を測定しました。
中波放送帯用を想定し500kHzで350-360μH付近になるように巻き、周波数を上げた時の変化を見ます。
※フェライト・ロッドの中心に配置して測定しています。

4種類のコイルの差、フェライト・ロッドの周波数特性を確認してください。
均一な性能が出ているのが分かりますか?
実測データが示すように周波数が高くなってもインダクタンスは急激に増えることなく、微増状態です。
これはコア材が良質である事を意味します。 ※周波数が高くなるにつれてインダクタンスが増えるのが多いです。

100kHz毎にまとめたデータです。 インダクタンス(μH)  Q値の順に記載しています。
1kHz毎の詳細データは下記に案内しています。

Frequency / kHz
0.2mm UEW
0.28mm UEW
0.04mm X 30strands 0.04mm X 100strands
500
350 / 280.23
357 / 180.72 363 / 429.31
361 / 783.74
600 350 / 280.12
357 / 194.58 363 / 477.47
361 / 834.95
700
350 / 279.65
357 / 193.66 363 / 516.96
361 / 859.27
800
350 / 275.24
357 / 191.64 363 / 544.59
361 / 918.22
900
351 / 269.97
357 / 189.64 364 / 580.03
362 / 961.09
1000
351 / 263.09
357 / 186.41
364 / 598.31
362 / 921
1100 351 / 261.7
358 / 189.34
364 / 616.52
362 / 1058.89
1200 352 / 260.36
358 / 188.46
365 / 648.58
362 / 1131.55
1300 352 / 256.2
358 / 189.89
365 / 679.84
363 / 1139.02
1400 353 / 255.7
359 / 191.89
365 / 730.75
 363 / 1225.7
1500 353 /  251.94
359 / 191.21
366 / 716.94
363 / 1235.75
1600 354 / 244.34
360 / 188.99
366 / 688.98
363 / 1202.93
1700 355 / 237.98
360 / 187.32
367 / 690.89
364 / 1052.27
1800 356 / 235.78
361 / 188.56
367 / 711.92
364 / 1105.2
1900  356 / 229.18
362 / 185.46
368 / 652.59
365 / 935.71
2000 357 / 224.26
362 / 182.71
368 / 637.65
365 / 989.07

1kHz毎の詳細データ  Excelで見る事が出来ます。グラフ化は各自でどうぞ。
データの見方
Ls  3.57E-04     357μHになります。
Q 180.72   Q値になります。

160mm028-020uew.xlsx  1枚のシートに最初が0.28mm  次に0.20mmの2種データです。
160mm004-30.xlsx
160mm004-100.xlsx

簡 単 な 考 察
★0.20mm UEWと0.28
mm UEWとの比較は僅か0.08mmの差でもQ値が大きく変わるのが確認できます。
 手持ちの線材がなく、この近辺の線材で更に比較すると面白いですね。

☆次は単線のUEWから高周波特性が良いとされるリッツ線との比較ですが、0.04mm 30本ではQ値が良好になります。 
   2MHzにおいて0.20
mm UEWの3倍になっています。

☆0.04mm 100本は500kHzからQ値が良く、周波数上昇に伴い最大1000以上を計測しました。

 リッツ線の本数が増えるとQ値が高くなりそうですが、極限値まで追い込むのでなければこれで良いと思います。

Q値については実際に使用する周波数で測定しなければ意味がありません。
特にフェライト・ロッド(磁性体)では周波数によってインダクタンスとQ値が変化します。
100kHzまでのLCRメーターではQ値が表示されてもあくまでも100kHzでのデータなので、それ以上の周波数での特性は希望的推測をするしかありません。
1kHz毎のデータで微妙な周波数特性も把握できます。


2.0 - 8.0MHzの参考資料 
※但し、元々は中波帯用なので過度の期待はダメですよ。


リッツ線 0.04mm 100本を巻いています。

2.0MHz - 8MHz間の100kHz毎のデータです。 10kHz毎の詳細データは下にあります。
260PFポリバリコンの使用を想定し、約40μH付近に設定しました。
もう少し巻き数を減らして試すのも面白いかも。

周波数  / MHz
インダクタンス / μH    Q  値  

周波数 / MHz インダクタンス / μH
   Q  値  
2.0
38.4
272.4

5.1
38.8 58.47
2.1 38.4 357.54

5.2 38.8 57.78
2.2 38.4 244.1

5.3 38.8 57.4
2.3 38.4 234.04

5.4 38.8 57
2.4 38.4 223.63

5.5 38.8 57.65
2.5 38.4 195.47

5.6 38.8 58.68
2.6 38.4 174.41

5.7 38.8 55.97
2.7 38.4 173.65

5.8 38.9 53.13
2.8 38.4 176.21

5.9 38.9 48.2
2.9 38.5
168.11

6.0
38.9 44.04
3.0
38.5 154.48

6.1 38.9 46.27
3.1 38.5 140.11

6.2 38.9 49.15
3.2 38.5 125.69

6.3 38.9 50.8
3.3 38.5 141.27

6.4 39.0
52.93
3.4 38.5 159.87

6.5 39.0 52.96
3.5 38.5 146.43

6.6 39.0 53.26
3.6 38.5 132.93

6.7 39.0 48.57
3.7 38.5 129.85

6.8 39.1 44.39
3.8 38.6 125.35

6.9 39.1 50.97
3.9 38.6 117.51

7.0
39.1 60.51
4.0
38.6 108.36

7.1 39.1 64.27
4.1 38.6 99.5

7.2 39.1 68.34
4.2 38.6 91.69

7.3 39.1 64.26
4.3 38.6 93.14

7.4 39.2 50.61
4.4 38.7 95.1

7.5 39.2 72.78
4.5 38.7 79.41

7.6 39.3 91.33
4.6 38.7 67.71

7.7 39.3 83.46
4.7 38.7 64.2

7.8 39.3 77.24
4.8 38.7 61.39

7.9 39.3 87.15
4.9 38.7 60.46

8.0
39.4 99.11
5.0
38.8 58.94





2.0 - 8.0MHz / 10kHz毎の詳細データ →  160mm004-100-2to8mhz.xlsx
※Q値が低めなのはこれ以外のデータは1kΩレンジで測定したのに対し、これは100Ωレンジで測定したためです。
    またインダクタンスが低いのも影響しています。
   


販 売 価 格   送料が別途加算されます。 店頭で購入される場合は、前日までにメールでお知らせください。
※コイルを巻いた状態で販売していないので、各自で巻いてください。

送料の目安 
1本 郵便の定形外(規格外)¥220 2本¥300 3本から4本 ¥350
5本から8本¥510 9本からレターパック520¥520 または ゆうパック60サイズ

◎160mmフェライト・ロッド  1本 ¥1,100     5 - 10本 単価 ¥1,000
    ※発売を記念して、5-10本お買い上げの場合は無償でリッツ線0.04X30本 5m1巻を同梱します。

◎リッツ線 0.04mm 30本  5mのセット価格 1本 ¥1,600     5 - 10本 単価 ¥1,500
    ※発売を記念して、5-10本お買い上げの場合は無償でリッツ線0.04X30本 5m1巻を追加します。
    ※リッツ線 5m  通常価格は¥800です。      別々に購入するよりお得です。

リッツ線 0.04mm 100本  5mのセット価格 1本 ¥2,200     5 - 10本 単価 ¥2,100
      ※発売を記念して、5-10本お買い上げの場合は無償でリッツ線0.04X30本 5m1巻を追加します。
    ※リッツ線 5m  通常価格は¥1,600です。  別々に購入するよりお得です。

5mのリッツ線は2回分程度の長さで、残りは2次コイルなどに利用できます。


あまり参考にならない応用例
※50本以上を使う大きなコイル製作を考えているチャレンジャーはいませんか?


◎12本を使用して評価テスト
内径:100mm  外径:104mm  長さ:200mm











リッツ線 0.04mm  660本を使用した実測値

周波数 / kHz
100本
μH / Q値
300本
μH / Q値
660本
μH / Q値
2000本
μH / Q値
3000本
μH / Q値
500


437/587.98


600

439/595.85


700

441/539.87


800

444/577.74


900

447/563.71


1000

451/531.07


1100

455/512.51


1200

460/506.39


1300

464/468.89


1400

471/441.04


1500

477/418.38


1600

483/365.47


1700

491/362.29


1800

499/334.29


1900

508/340.75


2000

518/310.35



1kHz毎のデータは → 160x12-1.xlsx

コイル部分とパイプ内に収納したフェライトの距離が1cm離れているので、少し低めの性能になったようです。


◎160mmフェライトを29本使用した製作サンプル その2

評価用治具( 29本を内部に配置 )を使用してテストをします。


内径:100mm  外径:104mm  長さ:200mm



260PFポリ・バリコンは両側に配置した3Φネジに接続している。
BNCコネクターは未接続


コイル部分とフェライトの距離はパイプの厚さ2.5mm


巻き幅   中心部にコイルを配置、仮留め
660本:30回/巻き幅:mm  270PFポリ・バリコン併用を想定   目標値:360μH
※104Φ 1周:325.56mm   30回巻きで約373μH     30回巻いて約10m


当初はラジオを近くに設置して電磁結合による同調式バー・アンテナを想定
※外周に大きめのコイルを配置して受信機に接続するのは後日。