2 0  1 7 年 の 恵 方 巻 ラ ジ オ
強電界地区でお遊びが出来るラジオになりました。

中波放送の送信所に行く機会があれば、こんな恵方巻ラジオがお勧めです。
スピーカーが五月蝿いくらいに鳴ります。
強電界地区でホットスポット探険を予定しています。
送信所の直近が一番強力かどうか、近くの鉄筋・鉄骨の建造物などで誘導するかなど実験材料は多いです。



左:スピーカー  
中央:検波デバイス切り換え ゲルマニウム・ダイオード パワーLED 赤と青
右:検波電流計 30mA 同調ダイアル
備考:TBS戸田送信所では30mAは軽く振り切れてしまったので、現在は分流器を接続して60mAとしています。


前方から中身を



後方から中身を.
バー・アンテナは、EMIクランプ・コアを20個使用した強力タイプ
幅44mm  厚み23mm  長さ282mm    重さ907g
1次:0.04 X 660本 88mm幅  2次:0.04 X 100本 30回

強電界では検波デバイスにLEDを使う場合、逆耐圧電圧に注意!
パワーLEDにゲルマニウム・ダイオードを直列接続して耐圧を稼いでいます。


進 化 す る 恵 方 巻 き ラ ジ オ
現場で次回の改良点を見つけ、中身を少しずつ追加しています。
陰の声:進化と言うより珍化する方が正しいかも。



前面が少し変わりました。
ゲルマニウム、LED赤、LED青、LEDイルミネーション( 速度が違う6個並列 )の検波デバイス切り換え

メーターは30mA / 60mAに切り替え可能!

JG1UNE 小暮さんは電波で豆電球を点灯させたいと意気込んでいます。
放送電波の電力を取り出す「エネルギー・ハーベスティング」にチャレンジ!
JG1UNE 小暮隊員は奥様( JE1WTR )と多摩川沿いのJORFラジオ日本(1422kHz,50kW)の近くで検証中。





多摩川沿いのJORFラジオ日本(1422kHz,50kW)送信塔近くで実験中

こちらは、恵方巻きラジオを少し改造してLEDバージョンで実現します。
2次側コイルを切り替えてラジオ または LEDライトとして動作します。


白色LED 16個のモジュールを使用  5V時に0.44A流れます。

電 波 で 電 力 を 取 り 出 す 問 題 点 は・・
今回は中波放送帯( 954kHz )でテストします。
電力という大げさな表現ですが、LEDモジュールでさえ5Vで440mA流れます。
1,コイル出力が5V以上得られるか? どの位の電流を流せるか?
2,検波用のダイオードは用意できるのか? 電流容量を稼げるか?

コイルの効率化を求め、最初からリッツ線を採用して巻数を多めにしています。
場合により、もう少し巻き足す必要があるかも。


検波ダイオードはブリッジ回路にし、各辺を2個並列にしています。
データシートでは単体で最大40mAなので、160mA近くまで試せます。
最終的に最大80mA程度のダイオードを3個並列にするのを目論んでいます。
検波後の負荷にする固定抵抗を複数用意して検波出力の電圧VS電流特性を測り、LEDモジュールをつなぎます。



LEDライト点灯用回路( 2次コイル切換SW、整流回路、LEDモジュール )を取り付け完了
2次コイルの線が切換SWまで少し長さが足らなかったので、ついでに2次コイルを20回ほど巻き足しました。


戸田・TBS送信所でのテスト結果











強電界地区でガードレールからラジオが聞こえるか?
ガードレールが検波するかどうか確認する時に使います。


  
ガードレールなどで検波出来るか、簡易検波ラジオ 同調回路無し
ターミナルの赤はリード線に先にクリップを取り付けてガードレールなどをチェック。
黒はアース棒に接続。
ガードレールで検波作用があればスイッチでトランスに接続、無い場合はダイオードで検波出来る。



2台目は、より分かりやすいように同調回路を内蔵。


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