J J Y - 受 信 用 バ ー・ア ン テ ナ
最終更新日:2025年5月26日
60kHz電波時計用バー・アンテナ(40kHzにも対応可能)販売開始します。
60kHz電波時計用バー・アンテナ 40kHzにも対応可能
長さ:100mm 径:10mm
※市販の電波時計は50mm程度のバー・アンテナなので、高感度が期待できます。
コイル部分インダクタンス:6.916mH Q値:約150 60kHzにおいて
同調用チップコンデンサ/
取り付け済み
:1015PF 60kHzにおいて
※40kHzに対応させるには1265PFコンデンサを並列に追加接続します。合計2280PFになります。
1265PFは固定コンデンサと半固定トリマを組み合わせると調整が容易に出来ます。
キャパシタンスは秋月電子通商で販売中のDE5000 LCRメーターで100kHzか10kHzに設定して測定するのをお勧め。
※ インダクタンスは実際に使用する周波数で測定するのが基本です。 特に磁性体上に巻かれたコイルは周波数によりインダクタンスとQ値が変化しますから要注意です。
※
60kHzバー・アンテナのみの販売もしています。
1 - 4本は単価 ¥1,200 5 - 9本は単価 ¥1,100 10本以上は1本あたり¥1,050
定形外郵便の送料 1本¥180 2本¥270 3 - 4本¥320 5 - 8本¥510
その他の本数での送料はお問い合わせ下さい。
このバー・アンテナの利用方法
そ の 1
40kHz/60kHz J J Y 標 準 電 波 信 号 を 受 信 し よ う!
簡単な同調型バー・アンテナを製作!
2025-05-26 内容を一部変更しました。
電波時計を自作したり、JJY信号を受信するためのバー・アンテナとして使用できます。
この部品セットはあくまでも入門用で、全ての人の目的・用途に合う物ではありません。
各自の工夫で使いやすい物に仕上げてください。
参 考 回 路 図
※バー・アンテナ側に接続してある1000PF/120PFトリマについては、下記・調整方法を参考にしてください。
1000PFは取り付け済みです。
メーカー仕様書では60kHz±300Hz以内に同調済みになっています。
※40kHz/60kHz切換スイッチ右の向きが間違っています。 上側が60kHz 下側が40kHzになります。
テスターで確認しながら作業してください。
部品セットの内容 60kHzバー・アンテナ
※このページの記載内容以外の説明書などの印刷物は ありません。
1000PF/220PF/120PFトリマ各1個/切換スイッチ/BNCコネクター2個/ユニバーサル基板/
0.20 - 0.29mmUEW線
※画像では120PFトリマは2個ですが、1個です。
1組 ¥2,500 限定10セット 2組 ¥4,600 何れも送料別 定形外封筒で送る場合1組¥270 2組¥320
※スイッチ形状がスライド・スイッチに変更になっている場合があります。
※切換スイッチはセット画像と異なる物になります。 ご了承下さい。
※秋葉原店で購入の場合は、必ず事前に来店日時をメールでお知らせくだ さい。
当日では用意が出来ません。 翌営業日以降、PM4迄になります。
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●最初に60kHzバー・アンテナの改造から始めま す。
受信機用にするためにアンテナ側コイルと2次コイルを設けます。
0.20 - 0.29mmUEW線を15回ほど巻き、BNCコネクターに接続します。
※使用していないピン端子に半田付けします。
※UEW線は直接半田付け出来ますが、未経験の場合は事前に半田付けの練習をしてください。
両側にコイルを設けた画像
基板にBNCコネクターを取り付ける前に、4ヶ所の穴を2mmに拡げます。 ※左側は穴位置を間違えた例
部品を取り付け、完成した画像
●調整方法について
※60kHzにピッタリ合わせる必要がなければ下記の作業はしなくても構いません。
40kHz側の調整に進んでください。
バー・アンテナはメーカー出荷時に60kHz±300Hz程度に同調・調整済みです。
60kHz±300Hz以内に追い込む場合
は、取り付け済みの1000PFチップコンデンサを外します。
外部に1000PFと100PF程度のトリマを接続して周波数調整をします。
この作業は測定する環境があり、元気が有り余る人だけ挑戦してください。
60kHz側の用意が出来たら、
40kHz側にスイッチを切り換えてピッタリになるようにトリマを廻してください。
※60kHz以下で40kHz以外の周波数に設定する場合は、個別の部品を用意してください。
その場合は、
インダクタンス:6.916mH と 1000PFと追加コンデンサの容量で目的周波数に合わせます。
重要!! 最低限、下記の様な測定器が無い場合は周波数調整が困難です。
推奨測定器:RIGOL DSA-815TG スペクトラム・アナライザ( TG内蔵モデル )
信号発生器 + オシロスコープ
もしくは40kHz/60kHzをカバーする受信機(信号強度が確認できるメーター装備の機種)
●完成後の同調特性 挿入損失は7 - 8dB程度です。
RIGOL DSA-815TGで測定 ※測定環境により結果が異なる場合があります。
挿入損失は2次コイルの巻数、1次コイルとの間隔調整などである程度の改善が出来ます。
60kHz
40kHz側は若干挿入損失が増えます。
必要に応じ、高周波アンプを接続してください。
実際に受信すると、受信レベルが低いと感じるはずです。
電波時計に使われるバー・アンテナでは100mmの長さは魅力ですが、これだけで良好に受信出来るのは送信所に近い方でしょう。
電波時計ではかなりゲインを上げているので、出来るだけ高ゲイン( 50-60dB)かつ低ノイズのアンプを使用するのが望ましいです。
この部品セットでは2次コイルを設けて受信機に接続するのを想定していますが、アンプを最初から組み込む場合は1次コイルを2SK241(J-310など)を2段接続するなどが良いかもわかりません。
※ミズホ通信 UZ-77のアンプ部分の回路図は下記ページに掲載しています。 この部品セットはありません。 ご参考まで
http://mizuho-lab.com/qex13_475k/qex13_475k_uz77kit.html
市販品を利用した例です。 ↓ これでもゲインが足らないかも。
参考例 アツデン(株)ALA-10 / ALA-60 中波帯ループ・アンテナに付属しているアンプ部分を利用
1.5V/単三電池1本で動作
40kHzでも使用でき、ゲインは約20dBあります。 嵩張らなくて便利です。
入出力がRCAピン・ジャックなので、変換アダプターを使うか同軸コネクターに付けか替えるか・・
出力コードは1.5C2Vで5mあるのでこの点も見逃せない!
※当店では取り扱いはありません。アンプ部分だけの販売はしていないと思います。
ダイポール・アンテナなどと併用して
40kHz / 60kHz 簡易アンテナ・カプラーとして使用できます。
挿入損失は2次コイルの巻数、1次コイルとの間隔調整などである程度の改善が出来ます。
J J Y モ ー ル ス 参 考 動 画
40kHz / 60kHz JJY信号を受信した例 JJYモールスも聞くことが出来ます。
※このバー・アンテナで受信した動画ではありません。
受信機は、ICOM IC-R8600を使用
西日本 60kHz JJYのモールス信号が聞こえます。
60kHz
← ここをクリック
東日本 40kHz
40kHz
← ここをクリック
参 考 資 料
上:当店販売品 100mm
下:秋月電子通商さんで販売していた80mm 60kHz用
中波帯のコイル(≒586μH)に0.012μFで60kHzに。
※40kHz対応にするには0.015μFを追加接続。
長波用としてはインダクタンスが少なめなので、感度は少し低下。
スミダ電機製でコア材は同一と思われる。
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