J J Y - 受 信 用 バ ー・ア ン テ ナ
最終更新日:2024年4月30日
60kHz電波時計用バー・アンテナ(40kHzにも対応可能)販売開始します。
60kHz電波時計用バー・アンテナ 40kHzにも対応可能
長さ:100mm 径:10mm
※市販の電波時計は50mm程度のバー・アンテナなので、高感度が期待できます。
コイル部分インダクタンス:6.916mH Q値:約150 60kHzにおいて
同調用チップコンデンサ:1015PF 60kHzにおいて
※40kHzに対応させるには1165PFコンデンサを並列に追加接続します。
1265PFは固定コンデンサと半固定トリマを組み合わせると調整が容易に出来ます。
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↓ この部分の表記ミスがありましたので下記に改正します。
追加するのは1165PFではなく、正しくは1265PFです。
※40kHzに対応させるには1265PFコンデンサを並列に追加接続します。合計2280PFになります。
1265PFは固定コンデンサと半固定トリマを組み合わせると調整が容易に出来ます。
キャパシタンスは秋月電子通商で販売中のDE5000 LCRメーターで100kHzか10kHzに設定して測定するのをお勧め。
※ インダクタンスは実際に使用する周波数で測定するのが基本です。 特に磁性体上に巻かれたコイルは周波数によりインダクタンスとQ値が変化しますから要注意です。
※
60kHzバー・アンテナのみの販売もしています。
1本¥1,200 5本¥5,000 6本からは1本あたり¥1.000で
このバー・アンテナの利用方法
そ の 1
40kHz/60kHz J J Y 標 準 電 波 信 号 を 受 信 し よ う!
簡単な同調型バー・アンテナを製作!
電波時計を自作したり、JJY信号を受信するためのバー・アンテナとして使用できます。
この部品セットはあくまでも入門用で、全ての人の目的・用途に合う物ではありません。
各自の工夫で使いやすい物に仕上げてください。
参 考 回 路 図
※バー・アンテナ側に接続してある1000PF/120PFトリマについては、下記・調整方法を参考にしてください。
60kHzにピッタリ合わせない場合は、必要ありません。 ← メーカー仕様書では60kHz±300Hz以内に同調とあります。
※40kHz/60kHz切換の向きが間違っています。 上側が60kHz 下側が40kHzになります。
テスターで確認しながら作業してください。
部品セットの内容 60kHzバー・アンテナ
※このページの記載内容以外の説明書などの印刷物は ありません。
1000PF2個/220PF/120PFトリマ2個/切換スイッチ/BNCコネクター2個/ユニバーサル基板/
0.29mmUEW線
1組 ¥2,500 限定10セット 2組 ¥4,600 何れも送料別 定形外封筒で送る場合1組¥210 2組¥250
※部品材料の値上げにより2セットの割引価格を2024年4月27日以降の注文分より変更しました。
※スイッチ形状がスライド・スイッチに変更になっている場合があります。
※切換スイッチはセット画像と異なる物になります。 ご了承下さい。
※秋葉原店で購入の場合は、必ず事前に来店日時をメールでお知らせくだ さい。
当日では用意が出来ません。 翌営業日以降、PM4迄になります。
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●最初に60kHzバー・アンテナの改造から始めま す。
受信機用にするためにアンテナ側コイルと2次コイルを設けます。
0.29mmUEW線を15回ほど巻き、BNCコネクターに接続します。
※使用していないピン端子に半田付けします。
※UEW線は直接半田付け出来ますが、未経験の場合は事前に半田付けの練習をしてください。
両側にコイルを設けた画像
基板にBNCコネクターを取り付ける前に、4ヶ所の穴を2mmに拡げます。 ※左側は穴位置を間違えた例
部品を取り付け、完成した画像
●調整方法について
バー・アンテナは電波時計用で、メーカー出荷時に60kHz±300Hz程度に同調しています。
60kHzからマイナス方向にずれている場合は、そのまま作業を続けます。
※ピッタリにしたいところですが、チップコンデンサを使用しているので交換が困難です。
元気が有り余る人は挑戦してください。
プラス方向にずれている場合のみ、120PFトリマを調整してピッタリに合わせてください。
スペアナで合わせる場合はスパン幅を1kHz程度まで狭くしてください。
Sメーター付き受信機の場合は信号がピークになるように、Sメーターが無い場合は音量の大小だけで合わせることになります。
※60kHzにピッタリ合わせる必要がなければ上記の作業はしなくても構いません。 40kHz側の調整に進んでください。
ピッタリ合わせる方用に、1000PFと120PFトリマを部品セットに入れてあります。
この作業が終わったら、40kHz側にスイッチを切り換えてピッタリになるようにトリマを廻してください。
推奨測定器:RIGOL DSA-815TG スペクトラム・アナライザ( TG内蔵モデル )
信号発生器 + オシロスコープ
●完成後の同調特性 挿入損失は7 - 8dB程度です。
RIGOL DSA-815TGで測定 ※測定環境により結果が異なる場合があります。
挿入損失は2次コイルの巻数、1次コイルとの間隔調整などである程度の改善が出来ます。
60kHz
40kHz側は若干挿入損失が増えます。
必要に応じ、高周波アンプを接続してください。
実際に受信すると、受信レベルが低いと感じるはずです。
電波時計に使われるバー・アンテナでは100mmの長さは魅力ですが、これだけで良好に受信出来るのは送信所に近い方でしょう。
電波時計ではかなりゲインを上げているので、出来るだけ高ゲイン( 50-60dB)かつ低ノイズのアンプを使用するのが望ましいです。
この部品セットでは2次コイルを設けて受信機に接続するのを想定していますが、アンプを最初から組み込む場合は1次コイルを2SK241(J-310など)を2段接続するなどが良いかもわかりません。
※ミズホ通信 UZ-77のアンプ部分の回路図は下記ページに掲載しています。 この部品セットはありません。 ご参考まで
http://mizuho-lab.com/qex13_475k/qex13_475k_uz77kit.html
市販品を利用した例です。 ↓ これでもゲインが足らないかも。
参考例 アツデン(株)ALA-10 / ALA-60 中波帯ループ・アンテナに付属しているアンプ部分を利用
1.5V/単三電池1本で動作
40kHzでも使用でき、ゲインは約20dBあります。 嵩張らなくて便利です。
入出力がRCAピン・ジャックなので、変換アダプターを使うか同軸コネクターに付けか替えるか・・
出力コードは1.5C2Vで5mあるのでこの点も見逃せない!
※当店では取り扱いはありません。アンプ部分だけの販売はしていないと思います。
ダイポール・アンテナなどと併用して
40kHz / 60kHz 簡易アンテナ・カプラーとして使用できます。
挿入損失は2次コイルの巻数、1次コイルとの間隔調整などである程度の改善が出来ます。
J J Y モ ー ル ス 参 考 動 画
40kHz / 60kHz JJY信号を受信した例 JJYモールスも聞くことが出来ます。
※このバー・アンテナで受信した動画ではありません。
受信機は、ICOM IC-R8600を使用
西日本 60kHz JJYのモールス信号が聞こえます。
60kHz
← ここをクリック
東日本 40kHz
40kHz
← ここをクリック
参 考 資 料
上:当店販売品 100mm
下:秋月電子通商さんで販売していた80mm 60kHz用
中波帯のコイル(≒586μH)に0.012μFで60kHzに。
※40kHz対応にするには0.015μFを追加接続。
長波用としてはインダクタンスが少なめなので、感度は少し低下。
スミダ電機製でコア材は同一と思われる。
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