2010年8月 ハムフェア会場で撮影
左より ミズホ通信・JA1AMH 高田さん  ツキウ商会・JA7BIJ 月舘さん マイクロ・パワー研究所・高橋

時々、日記を更新します。

最終更新日 2013年 7月 24日



2013年 5月 19日  FMゲルマ・ラジオの製作

作るきっかけは・・・
東京スカイツリーなる物が出来、J-WAVE( 81.3MHz )とNHK( 82.5MHz )が送信を開始した。
中波局の送信所に行くには遠いが、スカイツリーなら秋葉原から近い。
近くに行けばスロープ検波でFMゲルマ・ラジオが聞こえるだろうと製作開始。

いくら近くでもアンテナだけはしっかりとした物でないと困るので、1/2λを想定して1.8mにする方法を考えてみた。
簡単なのはロッド・アンテナにローディング・コイルを接続するのが一番。
これで鳴らないとがっかりなので、60cmロッド・アンテナを2本使い、2本間をジャンパして1.8mになるようにした。


見かけは悪いが、この方が誘起電圧が大きくなるので有利だろう。
上側のBNCコネクターは、FM帯の屋外アンテナを接続できます。
2本のロッド・アンテナを伸ばし、ジャンパ線がまっすぐになるようにクリップで接続します。
パイプ取り付け用サドルを接着しています。


回路図はゲルマラジオの基本回路なので、省略。
同調回路はFCZ 80MHzコイルを使用、20PFタイト・バリコンと直列に22PFコンデンサを接続して10PFとしています。
これで65 - 90MHzまでカバーしました。  ゲルマニウム・ダイオードは1N60を使用。
検波後はオーディア・アンプを接続することを想定して、30KΩ:1KΩのトランスを介しています。

製作後、ラジオデパート4F窓際でテストすると、確かに聞こえます。
FMラジオと比較すれば音は良くありません・・これでもFM受信が出来ますと言うだけですが。
イヤホンでは力不足なのでオーディオ・アンプをつないでみると、がんがん鳴ります。

秋葉原・東京ラジオデパート - 東京スカイツリー直線距離 3.6km
スカイツリーの近くではアンプ無しで聞こえると思います。


作ったものの、アンテナのバランスが悪いので形状を変更しました。
上方向の黒パイプの中にロッド・アンテナを支えとして入れています。
両側のロッド・アンテナ長を40cmとして、1/2λを得ています。


手に持つためのパイプにロッド・アンテナを入れ、キャップをすれば持ち運びに便利です。


ついでに同調ツマミを大きくしました。
タイト・バリコンのシャフトに手を近づけると、同調時に影響が出ます。
ダイソーで売っている鍋フタつかみを利用しています。
興味を持った人がいたら、話の種に1つ作ってみましょう。

後日談:直線距離2kmくらいの屋上で試したところ、音が歪みすぎて聴くに耐えないものでした。
アルミ・ケースにしてRF入力を絞れる様な工夫をすれば良いかも判りません。
都内ではスカイツリーから2波出ているので、分離が問題になるかも。



2013年 6月 1日

従来販売していた物以外の、AMラジオ・キットなどの準備をしています。
もう少し、お待ちください。


2013年 7月 21日

専用基板を採用したAMラジオ・キット
PERSEUS / FDM-S1用のワイドバンドFMコンバーター エア・バンド用コンバーター
上記2種類を販売開始しました。
いずれも少数数量の製作なので、部品切れの場合は納期が2-3週間程度掛かります。



2013年 7月 24日

ミズホ通信・高田さんから過去の製品資料が段ボールで届きました。
ほとんどの資料は処分されて、こちらに届いた物は残りだと言う事です。
徐々にPDF化しますが、9月に掛けて忙しくなるため作業が遅れます。



2013年 9月 7日

ハムフェアも終わり少しホッとしていますが、倉庫移転作業がまだ続いています。
現在、RF会議室を準備中です。 RF帯の測定器を常時稼働できる会議室です。
スペアナ( 110GHzまで )、ネットアナ( スカラー、ベクトル 20GHzまで )、周波数カウンター( 46GHzまで )
パワー計( 50GHzまで )、ミリ波シンセサイザ( 33- 50GHz )、オシロスコープ( 2GHz )など・・・・
目玉になるのは、GPS遠隔周波数校正システム( etrace )の導入です。  
つくばにある(独)産業技術総合研究所の1次周波数標準器と常時同期させて、安定な10MHzと1PPSを供給します。
販売店での導入は国内初になります。 導入後、改めて紹介できると思います。



2013年 9月 12日

ALD110900Aを使用した無電源MOSFET検波ラジオが、一部の巷で話題になり主要部品セットを販売する事になりました。
アンテナ・コイルなどは各自の工夫が出来るように主要部品だけの販売です。
早速、製作を開始した方もいて、どんなアイデアが見られるのか楽しみです。



2013年 10月 8日

倉庫移転の作業中に肘を痛めて、まだ治りません。  重い物が持てません。
ALD110900Aを使用した無電源MOSFET検波ラジオに限らず、ゲルマニウム・ラジオではアンテナが命ですね。
設置場所の関係でスモール・アンテナを使用していますが、良く聞こえるようになりました。
そろそろマグネチック・レシーバーが数本届く頃です。



2013年 10月 12日

秋葉原で手に入れたクリスタル・イヤホンです。 新品で、コードは3mと長めです。

 
左は手持ちのクリスタル・イヤホン  右は今回入手した物。
ネジの部分にCRYSTAL RECEIVERとあります。  最近のセラミック・イヤホンは、この部分がJAPANになっています。
上の大きめのJAPANの文字はありません。
実際に使ってみると、感度は低下していない様です。



2013年 10月 21日

MOSFETを使用した無電源ラジオを製作する人が増えて来ています。
ゲルマ・ラジオでもアンテナ次第で結構大きな音で鳴るので、何とかアンテナを確保して欲しいものです。
過去にラジオデパートでも2回ほど、子供向けのゲルマ・ラジオ製作教室を行った様です。
その時はアンテナを確保していなかったので、微かな音しか出なかった様です。
製作したラジオから音が出ないと、子供達の興味はすぐに無くなります。
製作教室を予定している方は、アンテナの用意もお忘れなく。
ラジオ作りがきっかけで、色んな電子工作を覚えて欲しいですね。



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