Last updated May 10, 2025

EMIクランプ・コアを使用した
ゲルマニウム・ラジオの製作

★フェライトは東京電気化学工業(現、TDK)と東京工業大学の日本が誇る特許製品です。

TDKさんの社内展示用にゲルマニウム・ラジオを納品しました。
その際、社内にラジオ用のフェライトが残っていないか調べて貰ったのですが、ラジオ用は製造しなくなって久しいので
見つかりませんでした。
展示用にTDK製品を使うことに意味があるので、本来の用途とは異なるEMIクランプ・コア( ZCAT3035-1330 )を使用しました。
本来の使用方法と異なるけれど、アンテナ・アースを接続して近距離の放送を受信することができます。

※ハムフェア会場で展示するラジオで、納品された物とは一部仕様が異なります。
 ホットスポット探検隊のブースで展示予定


底板:170 X 200mm  厚さ:5mm    前面:170 x 100mm  厚さ:3mm
重さ: 1120g( イヤホン、ロッドANT含まず )


主な仕様
◎TDK ZCAT3035-1330  EMIクランプ・コアを5個直列で使用。
◎コイルにはQ値を向上させるリッツ線を使用。
◎受信周波数は530 - 1700kHzの中波放送帯をカバー。
検波ダイオードは、1N34とロシア製D311(3本並列接続)を切り換えできる。
◎簡単な検波電流をメーターで測定。 50μA/100μA/200μA/300μA/スルーの5段階切換
◎出力トランスは、サンスイ ST-30(12.5kΩ:50kΩ)を使用。
◎外部アンテナ/アース端子の他に、簡易アンテナ・カプラも装備している。
    4段階に切り換えできる。
◎バー・アンテナによる磁界検知、ロッド・アンテナによる電界検知もできる。
◎高インピーダンス型のレシーバー、セラミック・イヤホンが使用できる。


コイルデータ リッツ線を採用    
コイル画像とデータは、TDKさんに納品した物のデータです。





底板:170 X 200mm  厚さ:5mm
 
今回製作したコイルデータ リッツ線を採用    
1次:0.04mm 660本 端から10mmの位置から87mm幅に巻く。
  337μH / 100kHz
2次:0.04mm 100本 37mm幅に巻く。
※インダクタンスが若干異なるもののQ値の特性はほぼ同じです。


前面:170 x 100mm  厚さ:3mm



中身のコアを説明するのに、EMIクランプ・コアを配置。
抜けないと思うが両端にエポキシ接着剤で固定。








米国製400pFエア・バリコンに780pFのコンデンサを直列接続し、265pFの合成キャパシタンスを得ている。





使用した部品は全て新品です。
アクリル板はメーター部分の穴あけ加工を依頼しました。

基本的な回路なので、ゲルマニウムラジオを作ったことがあれば理解できると思います。


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