最近はめっきり少なくなってきたアナログ・オシロ しかも ブラウン管。
LCDオシロのご時世ですが、ラジオデパート某店の改装で展示品のオシロスコープを処分する際に探検隊用に貰いました。

展示品でビニールを被せてあったので傷も無く新品同様です。
20MHz 本体だけでACコード、プローブ、説明書はありません。
中波帯のラジオ用なら20MHzでも十分でしょう。

説明書はメーカー・サイトからダウンロードで入手、プローブは100MHz 2組で¥940
AGILENT 8714ES 300kHz - 3GHz ネットワーク・アナライザ
某大学の先生が退官される際、研究室にあったネットワーク・アナライザを寄付していただきました。
他の研究室でも使わないとの事で、正式に大学で廃棄処分の手続きをしています。
研究室でも使える学生が居なかったのか、新品同様の状態です。
マニュアル、基準器一式、同軸ケーブルも一式あります。
さて、探検隊で使いこなせる人が現れるかな?
あると便利なグッズ等
マグネチック・スピーカー駆動用アンプ TOA TA-102

マグネチック・スピーカーは昔の雰囲気があるのは良いのですが、音圧レベルは現在のスピーカーと比較すると
低いのが難点です。 無電源ラジオではどうしてもドライブ・レベルが不足してしまいます。
そこで駆動用アンプを製作しようと思っていた処、タイミング良く良さそうなアンプを入手しました。
定格出力は10Wですが、実際は1Wもあれば十分です。
内部は出力に4Ω:1kΩのトランスが入れてある。
自宅で無電源ラジオを使う環境は、屋上のアクティブANTの出力を2分配 + 8分配にしてあります。
レベルが小さな場合は2分配出力に、それ以外は8分配出力に接続します。
無電源ラジオを大きな音量で楽しみたい場合には、やはりアンプが必要です。
組み立てキットを利用する以外に、リサイクル店等で中古のアンプを探すのも手です。
おすすめは小型のギター・アンプです。
スピーカー内蔵、音域イコライザ内蔵などがあり1台用意すると便利です。
販売前の動作チェックをしている店も多く、ジャンクでもボリュームのガリとかが多いです。
¥1,000前後ではガリも無い結構まともなアンプも見つかります。
パソコン用のアンプ内蔵スピーカーも使えます。
これはスピーカー出力( ヘッドホン端子 )に接続して使うタイプで、入力インピーダンスが低い物もある様です。
分解するとアンプ基板の入力に数十Ω程度の抵抗がアース間に接続されていました。
ゲルマニウム・ラジオで使う場合は、この抵抗は外さないと極端に音量が低いです。
レシーバー・ヘッドホン
Ω オーム
抵抗? インピーダンス? どっち?
マグネチック・レシーバーはコイル巻き線の直流抵抗を表示しています。
テスターの抵抗レンジで測定が出来ます。
ダイナミック・ヘッドホンはインピーダンスを表示しています。
セラミック・イヤホンは実質コンデンサと同じなのでテスターでは絶縁抵抗だけ、キャパシタンス測定機能があれば
キャパシタンスを測定出来ます。
インピーダンスを測定するには、インピーダンス計、LCRメーターなどを使用します。
廉価品は周波数固定が大半なので、自分の用途に合わせて適切な測定器を用意する必要があります。
マグネチック・レシーバーは鉱石ラジオやゲルマニウム・ラジオにはデザイン的に最適ですが、
程度の良い物はだんだん入手が難しくなっている様です。 100年程の歴史があるレシーバーです。
感度が良いと言われるマグネチック・レシーバーも、ハイ・インピーダンス型のダイナミック・ヘッドホンには及ばないと思います。
ハイ・インピーダンス型のダイナミック・ヘッドホンも入手が難しくなってきているので見かけたら是非1本は確保すると良いです。
マグネチック・レシーバー
鉱石ラジオに似合うのは、やはりマグネチック・レシーバーです。
100年の歴史があり、今でも現役で使える物があるそうです。
完動品で程度が良い物なら、購入しましょう。
全体に小さめの物が多く、頭をきつく押さえられる感じが強く疲れます。
ダイナミック・ヘッドホン
左:SONY DR-1C 50年前 1960年代 ソニー初のヘッドホンです。
DR-1A( 8Ω ) と DR-1C( 10kΩ )の2種類が有ります。
右:SONY DR-3C
DR-3A( 8Ω ) と DR-3C( 10kΩ )の2種類が有ります。
両方とも50年前の物と思えない状態で、錆や変色はありません。
さすがにイヤーパッドは固くなっているので、この部分は現代のソフトな物に交換するのがベターです。
ELEGA( 藤木電器 )製 業務用ヘッドホンもあります。
左:ELEGA DR-531 10Ω 右:ELEGA DR-592A 10kΩ
左:ELEGA DR-531 10kΩ 右:ELEGA DR-631 10kΩ

ホーン・スピーカー
無電源ラジオでスピーカーを鳴らしたいという希望者は多い様です。
ホーン・スピーカーは効率が良く大きな音が出ます。
その反面、若干硬めの音質になる物が多い様に思います。
TOA SC-705A( 8Ω )探検隊仕様:赤色 SC-705A( 10kΩ )

国産セラミック・イヤホン クリスタル・イヤホン
台湾製セラミック・イヤホンと国産の違い、セラミック・イヤホンとクリスタルの違いが体感出来ます。
頑張って工夫した無電源ラジオも、最終的な評価はイヤホンなりレシーバーが良く無いとがっかりします。
自分好みの音質を手に入れる参考として・・・
セラミック・イヤホンは音質が悪いという感想を良く聞きますが、マルチタップ・トランスで整合を取ってやると
音質が変わり聞きやすくなります。